おはようございます、東大化成の島田です。
いよいよ今月の2019年6月28日(金曜日)、29日(土曜日)の2日間に大阪でG20サミットが開催されます。
今回のサミットではマイクロプラスチックによる海洋汚染が世界的な社会問題となり、日本は議長国としてプラゴミ削減に向けた各国の合意形成を引き出せるかが問われています。
現在環境省は使い捨てプラスチックの排出量を2042年までに25%削減する方針を立てています。その方針に対して、各企業の「脱・使い捨てプラスチック」の動きをまとめました。
プラスチック削減の取り組み(2019年6月17日現在)
化学
・カネカ
生分解性ポリマー(PHBH)を開発
平成29年に海水中で生分解する認証「OK Biodegradable MARINE」を取得
コンビニ
・ローソン
コンビニコーヒーのカップをプラスチック→紙
プラスチック製ストロー→カップの蓋に「口」を付ける
・ファミリーマート
弁当やサラダなどのプラスチック容器や包装資材の種類を減らす
平成29年度 290種→平成30年度末 210種→平成31年度末 180種(予定)
・セブンーイレブン
各加盟店に対してバイオマス(生物資源)原料のレジ袋の使用を推奨を決定
一部店舗で試験的にコーヒーを購入した客に紙製ストローの提供
PHBH製のストローの提供や別製品の導入も検討
化粧品
・資生堂
PHBH製の化粧品容器の共同開発を合意
スーパー
・セブン&アイHD
2030年までにプラスチック製レジ袋を全廃→紙製又は生分解性素材への代替
飲食料品
・日本コカ・コーラ
2030年までに販売量と同等の容器回収することをグローバル目標に定める
・サントリー
2030年までにペットボトルの全ての原材料にリサイクル素材か植物由来の素材のみを使用、新たな化石由来原料の使用をゼロに
・日清HD
「カップヌードル」の容器に植物由来の「バイオマスECOカップ」を採用、2021年度中に全面切り替え
衣料品
・アディダスジャパン
国内の直営店14店舗で、使用済みの衣類やシューズなどを回収する回収ボックスを設置
海洋プラスチック廃棄物を原料にしたゴルフシューズを全国発売
環境省
プラスチックごみの排出を抑制するため、スーパー、コンビニ、ドラッグストア、百貨店でのレジ袋の無料配布を一律に禁じる新法を制定する方針
経済産業省
スーパーなどで配られるプラスチック製のレジ袋の有料義務化(無料配布の廃止)について、2020年4月1日の実施をめざす
以上メディアで取り上げられた情報をまとめました。
今回は大手企業を中心に取り上げましたが、中小企業も出来る限りの技術をもって、環境のため生物のために尽力を注いでいます。
最後に
海洋プラスチックのゴミ問題解決へ向けて、世界中が地球上の生物のため動き出しています。
現状は容器包装などの使い捨てプラスチックに焦点が当てられています。
しかしながら対岸の火事ではなく、製造業として常に環境に配慮したモノづくりを心掛けたいと思っています。
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