おはようございます、東大化成の島田です。
いよいよ今週2019年6月28日(金)、29日(土)の2日間に大阪でG20サミットが開催されます。
先週に引き続き、今回は「脱・使い捨てプラスチック」の動き~世界編~をお届けします。
「脱・使い捨てプラスチック」の動き~国内編~はこちら↓
世界のプラスチック削減の取り組み(2019年6月24日現在)
今回のG20サミットの参加国です↑
各国のプラスチック削減対策を見ていきます。
G7・欧州連合
・日本
2020年4月1日にスーパーなどで配られるプラスチック製のレジ袋の有料義務化
(無料配布の廃止)の実施をめざす
2030年までに使い捨てプラスチック排出量を20%削減
2035年までに廃家電や自動車部品を含むプラゴミを100%有効利用する
・フランス
2020年1月から使い捨てプラスチック製品の使用禁止を施行
・アメリカ
2017年7月マイクロビーズを含むリンスオフ化粧品製造禁止
2018年7月マイクロビーズを含むリンスオフ化粧品の州際商業への投入禁止
・イギリス
2018年プラ製ストローなどの販売禁止の計画を発表
レジ袋の課税も実施済み
・イタリア
レジ袋の有料化・課税
・カナダ
2021年使い捨てプラ製品の使用を禁止する
・欧州連合
2021年までに食器など使い捨てプラ製品を原則禁止する
G7以外の国
・中国
2018年12月末工業由来の廃プラスチック、廃電子機器、廃電線・ケーブル等の輸入を停止
レジ袋の使用禁止や課税
・インド
500ml以下のペットボトルやレジ袋を禁止
・韓国
レジ袋の有料化・課税
・タイ
廃 プラスチックの輸入を一律禁止にする検討の方針
その他の国
・ケニア
プラ製の袋の生産や使用で禁錮刑や高額罰金
・台湾
レジ袋の製造・販売・使用等の禁止
容器の無償提供の禁止とストローの店舗での提供禁止を方針公表
・世界127ヵ国
レジ袋の有料化・課税または製造・販売・使用等の禁止
まとめ
日本が「レジ袋の有料義務化」と発表しているのに対して、世界ではハッキリと「レジ袋の販売・使用禁止」と明言しているので、G20サミットでは日本はこの点に関しての追及が予測されます。
しかしながら日本は生分解性プラスチックの改良やプラスチックの分解技術が日々進化し、世界が行うレジ袋などの禁止といった「対処療法」ではなく、プラスチックそのものの機能を変える「根治療法」を行っていると感じました。
G20サミットでは地球や動植物のために何が出来るかを争いなく話し合っていただきたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。