おはようございます、東大化成の島田です。
今回の試作事例は半円柱?というか円柱ケースの進化版をご紹介します!
目次
1.駄菓子用のクリアケースの特徴
・外観
・用途
・メリット&デメリット
2.特殊加工のオリジナルパッケージについて
3.最後に
駄菓子用のクリアケースの特徴
外観
透明円筒ケース チューリップ型:φ60mm×200mm
(プラスチックカバーの底のみを使用、くびれ部分までは135mm)
今回試作したパッケージは「円筒ケースで簡単にラッピングする方法はないか?」という思いから生まれた形状です。弊社ではチューリップ加工と呼んでいます。
中身を抜いた元の形状はこちら↓
くびれている部分にリボンを通すための菱型状の穴を10か所開けています。柔らかい感じを出すために、上部は波型にカットしています。
用途
今回はラッピングを意識して製作しているので、中に入れる商品も「プレゼントされて嬉しいもの」としてお菓子を選択しました。底の大きさが60mmなので、一つ一つが小さい駄菓子を入れました。お菓子に限らずサイズが合えば、色々な雑貨も入れることができます。
メリット&デメリット
①メリット
・PVC(塩化ビニル)は透明性が高く中身が良く見えるので、色取り取りの商品を入れるととても映えます。
・リボンを通すだけで簡単にラッピングが出来ます。
・底の大きさと高さはオーダーが可能なので、商品に合わせたオリジナルのパッケージが作れます。
②デメリット
・今回のパッケージに関して、上に重ねて出荷することが難しいので一箱あたりにパッケージを入れる個数が少なくなりコストが掛かる。また材料を裁断する金型代も必要となります。
・底の小さく高さがあると、商品によっては入れにくい物もあります。
特殊加工のオリジナルパッケージについて
今回の特殊なパッケージだけでなく、三角錐にしたい、四角柱にしたいなどのオリジナルパッケージの製造も承っています。ただし特殊加工のコストは材料を裁断する金型代や場合によって運賃も通常よりも上がる可能性があり、見積もりで詳細をご連絡しております。
すでにサイズがわかっているのであれば、図面やパッケージそのものを見せて頂けると正確に製造出来ますのでご検討下さい。
また見積もりの段階でどんな商品をパッケージに入れるのかなども明記して頂けると、パッケージに関するリスクを検討して提案しております。
参考までにこちらをご覧ください↓
最後に
自社の商品を目立たせたい!注目してほしい!!などの思いから、オリジナルパッケージを依頼される方もいらっしゃいます。
しかしながら紙とプラスチックは同じパッケージでも取り扱いが変わります。円筒ケースとキャラメル式も取り扱いが異なります。特殊加工となると見えないリスクが分かりづらいところがあります。
いきなり特殊加工に依頼するよりも既存パッケージでプラスチックの扱いに慣れてから、パッケージをバージョンアップしていくと良いと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。