2020年の1月にヨーロッパ各国はレジ袋が使用禁止となります。
対して日本はというと、レジ袋の有料化すら延期に。
日本は世界から見ると、環境保護活動をしていないと見られかねないのでは?
そんなことはありません。
世界とは違った方向で、徐々に環境に良い製品を作っています。
その一つが「バイオマスプラスチック」。
「見たことないよ?」
「どこで使われているの?」
と疑問に思う人もいると思います。
今回は「バイオマスプラスチック」についてのお話です。
目次
1.バイオマスプラスチックとは?
2.バイオマスプラスチックを見分ける「バイオマスマーク」
3.バイオマスプラスチックはレジ袋だけじゃない!
バイオマスプラスチックとは?
ざっくりいうと、バイオマスプラスチックとは石油以外の植物などの資源で作ったプラスチックのこと。
サトウキビやトウモロコシは特に有名ですね。
最近では植物以外にも藻類・シルク・微生物・二酸化炭素などの物質からプラスチックを作る開発が進んでいます。
特に二酸化炭素からプラスチックが作られれば、地球温暖化にも貢献できるし一石二鳥ではないかと密かに期待しています!
バイオマスプラスチックの環境循環図
画像出典:日本バイオプラスチック協会(JBPA)
バイオマスプラスチックを見分ける「バイオマスマーク」
プラスチック製品、紙製品、金属製品はマークがなくても見分けることは簡単です。
でも100%石油由来のプラスチックと植物由来のバイオプラスチックはどっち?と聞かれて、すぐに正解が言える人はかなり稀ではないでしょうか。
プラスチックを扱っている人でも難問です。
ところがパッケージのあるマークを見ればすぐに分かります。
それがこのマーク↓
このマークは「バイオマスマーク」と言います。
プラマークと同じでこのマークがパッケージにあると、「このパッケージはバイオマスプラスチックを使っていますよ~」という証明になります。
一般社団法人日本有機資源協会(JORA)が認定しているマークです。
バイオマスプラスチックはレジ袋だけじゃない!
近所のスーパー・コンビニ・ドラッグストアで「バイオマスマーク」の表示がある製品を探してみました。
闇雲に探すととんでもない量になるので、一般社団法人日本有機資源協会(JORA)のホームページに記載してある認定商品を元に探しました。
認定されているのにまだパッケージが変更されていない製品もありましたが、何点かは見つかりましたよ!
ハウス食品の味付け塩コショウ |
ライフのPBの塩コショウ |
ニチバンのセロテープ |
プラスのスティックのり Pritt |
バイオマスマークの横の数字は、どれだけ生物由来を取り入れているかの「バイオマス度」を表しています。
数字が大きくなるほど石油量が減り、環境に良い製品であるという証明にもなります。
例えば写真のプラスのスティックのり Prittのマークは80と書いてあるので、80%以上のバイオマスを使っている製品だと分かります。
商品を購入するときに、パッケージの裏面を一度見てみて下さい。
もし自分の気に入っている商品にバイオマスマークが入っていると、堂々とエコ活動しているよ!と人に自慢出来ますね。
さらにその商品のバイオマスマークの数字が大きければ、ドヤ顔できます(笑)
ウォーリーを探せ!みたいに子ども達と一緒に探してみるのも楽しいかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。