100円ショップで「脱プラスチック」商品を探そうのコーナー第3弾!
過去2回はこちら↓
今回から「脱プラスチック」ではなく、「環境配慮商品」を探そう!に変えました。
「脱プラスチック」商品、つまりプラスチックの代替品というと紙製品が多いです(ストローやレジ袋など)。
しかし紙製品=エコか?と言われると疑問が残ります。
もちろんその紙製品がバガス(サトウキビを搾った後の残り)や竹などの資源であればエコな製品ですが。
そこで今回は原材料とゴミ処理方法がエコな製品を選別しました。
お店の商材として購入するには割高ですが、一般家庭でイベントをする時はちょうどいい量と金額かもしれませんね。
目次
1.天然素材&生分解性代表、竹製品
2.バイオマス素材を使用した製品
・バガス製ランチボックス、皿
・エコ原料レジ袋
・スティックのりプリット
3.まとめ
天然素材&生分解性代表、竹製品
竹製の箸やスプーンなどは他の100円ショップでも増えました。
ところが今回のseriaさんでは「スス竹」と書かれた見慣れぬ箸が。
スス竹箸① |
スス竹箸② |
煤竹(すすたけ)とは本来囲炉裏で燻された竹のこと。
薬剤や塗料を使用せず、防虫、防カビ効果を高めることが目的。
ただ100円ショップで販売しているスス竹は炭化加工をした人工のスス竹です。
天然の煤竹よりもどこまで防虫・防カビ効果があるか分かりませんが、普通の竹製品よりも耐久性が期待できるため、これからお箸を選ぶときにオススメです。
バイオマス素材を使用した製品
バガス製ランチボックス、皿
バガス製ランチボックス |
バガス製紙皿 |
バガスや非木材を使用したランチボックスや使い捨ての紙皿も置いてありました。
100円なので数量は少ないですが、それでもエコ製品があるのはありがたい!
ちなみに非木材とは植物の葦が入った材料の事。
葦は竹と同じで繁殖力が強い植物なので、これから資源として使われることが増えそうです。
エコ原料レジ袋
100円ショップでは始めて見ました、エコ原料レジ袋!
このレジ袋はでんぷん+炭酸カルシウムが40%入っているようです。
焼却にも通常のレジ袋と比べて、二酸化炭素の排出量が少なくいとのことで、とってもエコ!
炭酸カルシウムはいわゆる石灰石。
この炭酸カルシウムは日本で取れる資源なので、安定的に使える資源として注目されています。
炭酸カルシウムは次世代の新素材ライメックスにも含まれており、今後炭酸カルシウムを使ったエコ製品が増えるかもしれませんね。
ライメックスについてはこちら↓
スティックのりプリット
なんとseriaさんにスティックのりプリットが置いてありました。
え?普通でしょ??
と思った方!
この「プリット」の赤い糊のタイプはバイオマスプラスチックに認定された糊なのです(中の糊はでんぷんなどの植物由来成分を、容器には再生樹脂を使用)。
大きさは一番小さいサイズですが、100円ですからね。
普通のスティックのりよりもコストが掛かるであろうバイオマスプラスチックを100円で提供する企業の心意気に一人感動してました。
まとめ
ここ最近の風潮で「いかにプラスチックを使わないか」が進んでいます。
ですが紙であれ、金属であれ、適切にゴミ処理できなければゴミであることに変わりはありません。
使い捨てが当たり前になったこの時代、「いかにゴミを出さないか」よりも「いかに物を大切にするか」を思い出すことが大切かもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。