新年始まっての今週は、まだ休みが多いので今回はゆるっとしたブログです。
お正月の長期休みの時には気になった本の一気読みのチャンス!
ということで今回読んだのは「夢を叶えるゾウ」です。
「夢をかなえるゾウ」
作者:水野 敬也
出版社:ミズノオフィス
2007年に発売してから、100万部以上発売されたベストセラーの自己啓発本です。
ドラマ化もされ、タイトルだけでも知っている人は多いはず。
最近知り合いの方が読んでいたので、私も気になって購入。
自己啓発本は苦手ですが、小説としても楽しく読めました!
帯には「中学・高校の先生が選んだ!!生徒に読んでもらいたい本 NO.1」と書いてありましたが、夢を叶えたい人なら年齢なんて関係ないオススメの1冊です。
目次
1.「夢を叶えるゾウ」のざっくりあらすじ
2.夢が叶うかもしれない仕組み
3.「夢を叶えるゾウ」その他シリーズ
「夢を叶えるゾウ」のざっくりあらすじ
あらすじをザックリ言うと、ヒンドゥー教の神ガネーシャが主人公に人生成功の秘訣を教えるというストーリーです。
この本は自己啓発本として読むよりも、普通に小説として読む方が楽しいかもしれませんね。
神様なだけに滅茶苦茶上から目線でアドバイスするガネーシャと、時には神様も殴る主人公の攻防はギャグマンガを読んでいるようで、スイスイ読めます。
またガネーシャは松下幸之助さんを「幸ちゃん」、スティーブ・ジョブズを「ジョブズくん」と呼ぶので、偉人の名言が近所のおっちゃんのちょっとええ話ぐらいに聞こえます。
夢が叶うかもしれない仕組み
この本はガネーシャの語り口も面白いのですが、文章の構成も中々面白いです。
「夢を叶える」というタイトルは、本当にこの本を読んで夢を叶えてほしいという著者の心意気が感じられます。
他の自己啓発本と違うのは主に2つ。
①目次がない
この本には目次がないので、どんな風に話が進むのかは分かりません。
一日に本を何十冊と読む人は目次で内容を把握して読むそうですが、目次がないのでそれが出来ません。
ガネーシャに課題を出されて、その結果どうなるかは主人公同様やってみないと分からないのです。
ドンドン出される課題に読み飛ばして進めていくよりは、主人公と共に成長しながら読むのがオススメです。
②主人公に自分を投影しやすい
この本の主人公には特徴がありません。
あるのは男性で、会社員ということくらい。
明確な主人公像がないので、ガネーシャの課題に対する疑問や不満など自分が考えていたこととシンクロしやすいのです。
自己啓発本の内容を否定しようと思っても、「こんなことをして本当に成功するのか?」とすでに主人公が代弁しているので、余計な雑念が入らず読んでいけます。
「夢を叶えるゾウ」その他シリーズ
「夢を叶えるゾウ」1巻が有名になりましたが、続編が出ています。
単行本⇒1,2,3巻
文庫⇒1,2巻
私も続編はまだ読んでませんが、主人公も変わり、また違った視点で読むのも面白そうですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。