突然ですが新しい会社と取引したいと考えた時に、あなたは相手の会社のどこを見ますか?
売上?
事業規模?
知名度?
カリスマ経営者?
色々な判断基準があると思います。
上記の理由からパートナーに選ぶ理由は「大手企業は簡単には潰れないから安心」という思いがあるのではないでしょうか?
では中小企業よりもさらに小さい零細企業は大手企業に一生選ばれないのか?
個人事業主は?
自営業は?
「小さな組織に必要なのはお金やなくて考え方なんや!」
これが本書のテーマです。
「小さくても勝てます」
作者:さかはら あつし
出版社:ダイヤモンド社
自社の会社を大きくしたい人
面白い会社を作りたい人
小説のようなビジネス書を読みたい人
などにオススメです!
目次
1.ざっくり本の中身紹介
2.本書の読みドコロ
3.こちらの雑誌もオススメ
ざっくり本の中身紹介
この本は西新宿の理容室「ザンギリ」が関西弁の経営コンサルタントにアドバイスをもらいながら、経営を立て直すお話です。
軽妙な語り口と具体的なアドバイスは、ビジネス書でありながらスイスイ読んでしまいます。
小説として読んでも面白いです。
意識や考え方を変えるという点では、以前読んだ「夢を叶えるゾウ」と少し似ています。
異なる点は「夢を叶えるゾウ」は主人公がサラリーマンでしたが、本書の主人公は自営業という点です。
自営業の方や個人事業主の方には、本書のアドバイスが参考になると思います。
本書の読みドコロ
本書の読みどころをまとめてみました。
①主人公が実在の人物
この本はフィクションなのですが、本に登場する理容室「ザンギリ」と主人公大平さんは実在しています。
成功するまでの流れはフィクションですが、成功するまでのノウハウがふんだんに盛り込まれているのがとても面白い所。
例えば、ノウハウの一つに「とにかくメモを取る」というのがあります。
他のビジネス書にも書かれていることですが、実際に成功した方がやっていると聞くと、俄然ヤル気が湧きます。
自分の会社や店を良くしたいが何から始めていいか分からない人は、自分に当てはめて考えてみてはどうでしょうか?
②経営学や経済学の知識が実際に活かせる
本書は10の理論戦略と15のサービス戦略を用いて、成功へと導きます。
経営学や経済学の勉強をしたものの、いつ活かしていいのか正直分かりませんでした。
例えば、理論戦略の一つ「ミリタリーケイデンス」を「みんなでやってる感」と言い換えています。
単語の意味は分からなくても、やりたい方向性は見えます。
この本では理論から入って実践へと移るので、学んだことが深く理解でき、勉強にやりがいを感じます。
こちらの雑誌もオススメ
本書の主人公「ザンギリ」の大平さんが商業界という雑誌に載っていたことがあります。
この号では「ザンギリ」の店員さん達が表紙を飾っています。
表紙を見ただけで、楽しそうなお店だということが分かりますね。
「売れないものを売る方法、こんなにあります!」という特集の注目点として、取り上げられています。
この雑誌もオススメですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。