以前お客様から円筒ケースの蓋の注文がありましたが、とある理由からお断りしました。
その理由とは「ねじ付きの蓋が欲しい」という注文だったからです。
あまり馴染みがないと思いますが、蓋の形状にはいくつか種類があります。
今回取り上げるのは蓋の内側に溝が有るものと無いものの違いです。
一見すると「それだけ?」と思われるかもしれませんが、溝の有無によって、製造工程が全く違います。
パッケージを考えるときに、どんな蓋が必要なのかを考える参考になればと思います。
目次
1.蓋の違いは溝の有無
2.ねじなし蓋はこんなものに使えます
3.まとめ
蓋の違いは溝の有無
蓋には溝が有るものと無いものがあります。
この溝がある蓋は「ねじ蓋」や「スクリューキャップ」と呼ばれています。
主に調味料や飲料水、錠剤ボトルなどでよく見かけると思います。
溝によって、本体と蓋をしっかりとロックでき、密度が高く湿気も通しにくいポリプロピレンから作ることで密閉性が高まります。
一方溝がない蓋は、主にクリアケースなどのパッケージなどに使われることが多いです。
厚みも薄く、ロックは出来ませんが、老若男女問わず力を入れずに蓋を被せられます。
ねじ蓋の特徴を簡単にまとめました↓
ねじなし蓋はこんなものに使えます
ねじ蓋は溝の規格が決まっているので、本体の材料はある程度決まっています。
一方ねじなし蓋は、内径さえ合えば色々な材質の本体に被せることができます。
例えば、
プラスチック(ブロー成型)と蓋 |
紙管と蓋 |
蓋は本体に乗せているだけなので、蓋が飛ばないようにテープで止める必要がありますが、簡単に蓋が出来ます。
まとめ
今回はねじ蓋とねじなし蓋の違いを紹介しました。
弊社ではねじ蓋は提供出来ませんが、パッケージ用のねじなし蓋は販売しています。
ブロー成型などのクリアケースに被せるもよし、紙管の蓋として一部分を透明に見せるもよし、オリジナルパッケージ作りに役立てばと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。