作者の植松さんのことを知ったのは、弊社のロゴマークや名刺を作って下さったイラストレーターの林 美華さんのブログでした↓
講演会のチラシを見ると、小さなロケットを持ったなんとも優しそうな人が写っています。
ブログを読むうちに、どんな人何だろう?と気になり、何冊かあるうちの一冊を購入。
それが今回の本です。
「空想教室」
作者:植松 努
出版社:サンクチュアリ出版
本書を選んだのは偶然でしたが、感想は「とにかく良かった」この一言につきます。
優しくも厳しい言葉に涙交じりで読み、「ああ、自分も夢を諦めていたんだな」と実感しました。
一見子供向けのような優しい表紙や語り口ですが、色々な事を諦めてしまった大人にぜひ読んでほしいと思いました。
「どーせむり」という言葉で自分や他人を傷つけてしまった人へ、本書をシェアします。
目次
1.ざっくり中身紹介
2.ココが読みどころ
3.本を読んだら、本人に会いたくなる!
ざっくり中身紹介
この本は植松さんが「思いは招く」という言葉を伝えるために書かれた本です。
この言葉は植松さんのお母さんが「思ったら、そうなるよ」という意味で教えてくださったそうですよ。
植松さん曰く、「思いを招く」には「どーせむり」をなくすこと。
「無理」や「ダメだ」という言葉を、自分にも周りにも使っていませんか?
私は自分を顧みると、無意識のうちに結構使ってるなと思いました。
この言葉は、人から「やる気」や「自信」を奪ってしまう、仮面ライダーの敵ショッカーのようなものだそうです。
今まで「どーせむり」と言われた人が、周りにも「どーせむり」と言って、人の自信をポッキリ折ってしまっているのです。
じゃあ、どうするか?
「どーせむり」と言うのを止めて、「だったらこうしたら?」に変える。
この言葉に変えることで、止まってしまうはずだった思考や自信が、再び息を吹き返すのです。
時間もお金も掛からない意識改革、ぜひ今から変えていきましょう!
ココが読みどころ
本書は作者の植松さんご自身の体験を元に、仕事や製品開発への考え方についても書かれています。
最初から順番に読まなくても、自分が気になる話だけを読むことも出来ます。
私が一番共感した話は、
いたずら心を出して、余計なことをやってみる。
です。
自分で言うのもなんですが、私は余計なことをよくやります。
特に仕事の面で。
自分が良いと思ったことにすぐ手を出して、自分一人で抱え込んで爆発し、周りを巻き込むはた迷惑な人間です。
例えば、提出物があるのに、先に気になる本を読んだり、延々と気になることを調べていたり・・・、自分で書いてて情けない人間だなと思います。
しかし植松さん曰く、余計な事をする人は「考える人」だそうです。
「やったことがないことを、やりたがる人」や「あきらめずに工夫する人」とも言える。
子供の頃親に「余計なことして!」と怒られていた子が、将来のスティーブ・ジョブズになれるかもしれない。
そんな風に言ってもらえると、ポッキリ折れていた私の自信も添木され、新しいことにどんどんチャレンジしていきたいと思えるのです。
今日本には、自信がない人が増えています。
本書を読んで、子供の頃誰もが持っていた自信や好奇心を取り戻してほしいと思います。
本を読んだら、本人に会いたくなる!
植松さんってどんな人?と気になった方は、まずは植松さんが一躍有名になった2014年のTEDxの動画をご覧ください↓
植松さんは仕事の事や趣味の事、教育についてなど、色々なことをブログに書かれています。
植松努のブログ
全国各地で講演会も開かれています。
今年はコロナウィルスの影響で、延期になっている講演会もあるようですが、一度お話を聞いてみたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。