今回はクリアケースのちょっと真面目なお話。
テーマは「円柱ケースの機械貼りについて」です。
耳慣れない言葉ですが、「機械貼り」はその名の通り、円柱ケースの胴体を機械で接着しています。
「径が小さくて長い円柱ケースが欲しい」や「月に数万本の円柱ケースを納品出来ますか?」といった要望にこの「機械貼り」が大活躍してくれるのです。
今回は、この弊社の自慢の「機械貼り」技術をご紹介します!
目次
1.機械貼りの見た目
2.機械貼りの長所と短所
3.サンプルでご確認下さい
機械貼りの見た目
まずは機械貼りの見た目はこちら↓
PVC製の円柱ケース |
機械貼りのイメージ絵 |
写真では見えにくいのですが、機械貼りの貼りしろは接着面に凸凹の模様が付いています。
これは機械でプラスチックに熱を加えつつ、接着面に圧力をかけて接着しているからです。
この機械技術のおかげで、円柱ケースを速く・大量生産することが出来ます。
機械でやれば何でも出来るんじゃないの?と思いがちですが、小さいサイズの円筒ケースは巻くのが難しいのです↓
弊社の最小径の円柱ケースは32φですが、この機械貼りを使えば280mmまで巻けます!
写真は32φx220mmの円柱ケース
この技術は弊社のロゴマークを作って下さったaitsu factoryの林さんもブログで褒めてくださいました↓
機械貼りの長所と短所
じゃあ全部機械で貼ればいいんじゃないの?と思われますが、機械貼りにも長所と短所があります。
機械貼り
長所
・手貼りよりも早く製造が出来るので、数千~数万というロットに対応出来る
・径が小さく、高さがある円筒ケースも貼れる
短所
・貼りしろの跡(模様)がある
・大きい径は貼れない
何でも万能ではないということですね。
この機械貼りの弱点を補っているのが「手貼り」になるのですが、それはまた今度お話します。
サンプルでご確認下さい
さてこの機械貼りですが、お客様の中には「機械貼りの貼りしろの模様が気になる」という方もいらっしゃいます。
透明なので中身を入れれば、あまり目立たないと思うのですが、こればかりは主観の問題で何ともいえません。
中身に目が行くので、あまり目立たないはず・・・
接着面の模様や質感は、サンプルで実際に見て・触って確認して頂ければと思います。
サンプルは有償になりますが、気になる方はご相談下さいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
東大化成株式会社の島田が記事を担当しました。