「贈って嬉しい、貰って嬉しいパッケージ」の試作事例のコーナーです。
今回のパッケージは、久しぶりに上下フタ式を使いましたよ~↓
上下フタ式は、紙箱と違い商品全体が見えるのが特徴ですが、良い所も悪い所もあります。
そこで似たような使い方をするキャラメル式や紙箱と比較してみました。
コストの問題はありますが、色々と比較検討してパッケージを選択して頂ければと思います。
パッケージ選びの参考になれば幸いです。
目次
1.ワイン(少量)専用のクリアケースの特徴
・外観
・用途
2.キャラメル式との比較
3.紙箱との比較
ワイン(少量)専用のクリアケースの特徴
外観
蓋を被せている状態 |
蓋を外している状態 |
試作サイズ:蓋:底面(74x74)x高さ213(単位はmm)
底:底面(71x74)x高さ213(単位はmm)
材料 :PVC
パッケージの全周はこんな感じです↓
ワインボトルは一切固定していません。
パッケージの中に置いているだけです。
蓋と底が外れないように、テープを貼ることを推奨しています。
用途
横置きタイプの上下箱を縦置きにして、ワイン(200ml)のボトルを入れました。
蓋の深さは通常もっと浅いのですが、今回は底と同じ位の深さにしています。
また上下箱はPVCのみの製造になります。
PETでは製造出来ません。
キャラメル式との比較
日本酒を入れるパッケージとして、キャラメル式に入っているのを見かけます。
上下箱とキャラメル式を比較すると、キャラメル式は抜き型が必要ですが、ワインボトルを固定する材料も一緒に抜くことが可能です。
抜き型についてはこちら↓
一方上下フタ式には抜き型は要りませんが、ワインボトルを固定する場合は別途抜き型が必要です。
ただしワインボトルのサイズピッタリにパッケージを作れば、固定は必要ないかもしれません。
またキャラメル式は、組み立てた時に蓋に少し隙間が出来ます。
紙箱との比較
上下フタ式の良い所は、ボトル全体が見えることと瓶の色がキレイに見える所です。
ただしパッケージとしての強度は、プラスチックパッケージの厚みの方が薄く、紙箱の方が厚みがあるので強度は紙箱の方が高いです。
力を入れると変形する
中身を見せたいのであれば、紙箱と上下箱の蓋と組み合わせるパッケージがオススメです。
今回は制作出来なかったので、また次回以降に試作したいと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
東大化成株式会社の島田が記事を担当しました。