レジ袋有料化が2020年7月1日から始まります。
経済産業省からの通告通り無料でレジ袋を配布するには、バイオマス製のレジ袋を導入する必要があります。
では今までのレジ袋とバイオマス製のレジ袋はどこが違うのか。
見た目?
手触り?
レジ袋を製造した業者も、何か書いてないと分からないと思います。
そこでバイオマス製レジ袋だと証明するため、マークを印字する必要があります。
スーパーやコンビニなどの企業がしっかりやれば良いという話ではありません。
昨今のプラスチック問題は私達消費者にも関わる事ではあります。
他人事とは思わず、今の時流がどうなっているのかを知ってほしいと思います。
今回はバイオマスプラスチックの認定マークについてです。
目次
1.バイオマスプラスチック認定マークとは?
2.2つの認定マークの違い
3.身の回りのバイオマスプラマーク
バイオマスプラスチック認定マークとは?
バイオマスプラスチックはざっくりいうと、植物など石油以外から出来たプラスチックのことです。
最近では植物からプラスチックを作ると食料枯渇が発生するのでは?という問題から、植物以外の海藻や微生物などから製造する研究も増えています。
バイオマスプラスチックは色々な材料から作られていますが、出来上がったプラスチックは一見すると今までのプラスチックと違いが分かりません。
そこでバイオマスプラスチックだと私達消費者が識別するために、認定マークが必要となります。
バイオマスプラスチックには現在「バイオマスプラマーク」と「バイオマスマーク」の2つがあります。
2つの認定マークの違い
認定マークの違いを簡単にまとめると以下のようになります。
認定している協会が異なるので、バイオマスプラスチックの審査基準も異なります。
両方のマークを取得している企業もあるようです。
レジ袋の無料対象となるのは、バイオマス度が25%以上の「バイオマスマーク」または「バイオマスプラマーク」が印字されているレジ袋となります。
身の回りのバイオマスプラスチック
この2つのバイオマスプラスチックのマークはすでに身の回りの製品のパッケージに印字されています。
バイオマスマークについては以前にブログで書きました↓
バイオマスプラマークは中々見つからなかったのですが、味の素さんのパッケージにマークを発見!
味の素さんの一部調味料はすでに、バイオマスプラスチックに替わっています。
うま味調味料 |
ハイミー |
アジシオ |
やさしお |
今年の7月以降にはこの2つのマークを多く目にすることと思います。
しかしバイオマス製プラスチックになったからといって、マイクロプラスチック問題が解決できるわけではありません。
適切にゴミ処理しなければ、半永久的に残ることは今までとは何ら変わらないのです。
このブログでプラスチックのことを少しでも知り、適切な使い方をしてもらえればと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。