2020年7月1日から全国で、レジ袋有料化が始まります。
すでに有料化になっているスーパーや、バイオマスレジ袋などに変えているドラッグストアなどを見かけるようになりました。
そこで今回は有料・無料関係なく、環境配慮型レジ袋を材料別に調べてみました。
単純に「今まで使用していたレジ袋を有料化する」ではなく、地球のために出来るECO活動としてレジ袋を選んでみませんか?
目次
1.バイオマスプラスチック製レジ袋
2.生分解性プラスチック製レジ袋
3.その他材料のレジ袋
4.まとめ
バイオマスプラスチック製レジ袋
バイオマスプラスチックとは、植物などの再生可能な資源と樹脂を混ぜたプラスチックのことです。
従来の石油由来のレジ袋と比べると、燃やした時に二酸化炭素の排出量を減らすのが目的。
コンビニ大手3社もバイオマス素材を3割配合したレジ袋に変更すると発表しています。
バイオマスプラスチックについて詳しくはこちら↓
・サトウキビなどの植物由来から出来たポリエチレン
バイオレフィン®H(福助工業株式会社)他
・食用に適さない古米、砕米などのお米
ライスレジン®/RiceResin®(株式会社バイオマスレジン南魚沼)
画像出典:株式会社バイオマスレジン南魚沼
生分解性プラスチック製レジ袋
生分解性プラスチックとは、土中の微生物の働きにより水と二酸化炭素に分解されるプラスチックのこと。
海洋性生分解性プラスチックでなければ、海中ではプラスチックが残ってしまうので要注意。
無料対象のレジ袋は、海洋性のみ。
・ポリブチレンサクシネート(PBS)
キラックス(株式会社キラックス)他
画像出典:ASKUL
その他材料のレジ袋
・炭酸カルシウムまたは石灰石と樹脂を混ぜたプラスチック
樹脂と炭酸カルシウムを混ぜることで、二酸化炭素の排出量の低下と一般のゴミとして扱うことが出来る。
炭酸カルシウムは、日本で採れる資源のため、コストも環境負荷も低い。
LIMEX(株式会社TBM)、STONE-SEET(株式会社アースクリエイト)
画像出典:LIMEX
まとめ
2020年5月現在では、無料対象の一つである「海洋性生分解性プラスチック」が販売されていません。
しかし、2020年7月に向けて軽包装資材メーカーの福助工業が販売開始を目指すなど、続々と新しい製品が開発されています。
価格の問題はありますが、有料化をきっかけにレジ袋でECO活動を始めてみませんか?
レジ袋に関する記事はこちら↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
東大化成株式会社の島田が記事を担当しました。